無農薬米 Q&A




Q1. なぜ無農薬米は手に入り難い?

A1. 昨年「地域ブランド市場」では無農薬でしかも天日干しのお米が人気を集めました。それだけ、消費者のニーズはあることがわかります。それなのに、何故、農家は無農薬米を生産しないのでしょうか?
 理由は2つあります。
 理由1.無農薬で作ると、虫が食べた跡などが混じったお米になります。食べるのには問題無く、安心の証明です。だから、商売でやっていない農家はそうしたお米を作ったりしています。しかし、消費者はそうしたお米を嫌うので、白いお米を作る為に農家は農薬を撒きます。
 理由2.もう一つは、農協は無農薬米は基本的に扱わないということです。理由は上記の通り、消費者の無知から白いお米でないと買ってもらえないということがあります。しかし、もう一つには、農薬の販売が農協の収入源であるということがあります。
 場合によっては、農薬が毎年勝手に農協から送られて来て、農家の通帳から引き落とされます。使わなくても毎年送られて来てしまうので、農家はそれを撒くということになります。また、撒かないと農協が買ってくれないので、それも撒く理由です。無農薬で生産するには別に売るルートが無いと、農家は収入が得られないということになります。


Q2. 無農薬栽培は難しい!?

A2. 元々農業は無農薬なものです。第2次大戦前は、国内はどこも無農薬栽培が基本でした。今でも貧しい国に行けば全て無農薬です。良くオーガニックコットンなどが話題になりますが、インドなど発展途上国の綿花はほとんど全て無農薬です。貧しくて農薬が買えないからです。それを「無農薬」と謳って馬鹿高く売っている業者もいますが、それは1種の誤魔化しです。お米もベトナムなどではほとんどまだ無農薬です。
 昨年「地域ブランド市場奥能登」で栽培した無農薬米は3日で売り切れてしまいましたが、これは農家さんが自家用に何年も無農薬で栽培して来た田んぼです。売る為でないので無農薬なのです。
 逆に言うと、ほったらかしにしておけば無農薬米は出来ます。ただ、それだと雑草も沢山生えてしまい、雑草に栄養を奪われてしまう為、収穫量が半分近くになってしまうのです。それで商売でやる場合は草取りを手作業で行なうか、農薬を撒くかということになります。
 無農薬栽培は難しいのではなく、商売としてやる(売るため)には難しいあるいは、大変手間が掛かるので合わないというのが本当のところです。


Q3.無農薬と書いてあるのは本当に信用できるの?

A3. 確かに全く証拠はありません。実際、無農薬と書いてあっても栽培前に1回だけ除草剤を撒いたりしたという話を聞くこともあります。トレーサビリティ(生産や流通の履歴を追う仕組み)などで生産履歴を公表しても、それは農家が自分で付けるのですから嘘を書く事も出来ます。
 そこで一つの試みとして、「地域ブランド市場」ではライブカメラを付け、生産状況を見てもらっています。インターネットを通じて誰かが見ているかも知れないと思えば、撒くことは難しくなります。「無農薬天日力米」だけでなく、Jリーグの湘南ベルマーレと連携した「ベルマーレ米」の田んぼにもライブカメラを付け、能登の田んぼではベルマーレの旗がはためき、ファンがお米の生長を見守ることが出来ました。
 また農家が真面目であっても、流通段階で混ぜられてしまう可能性もあります。三笠フーズの偽装問題などは、流通業者の偽装であり、実は流通段階での問題の方が多いと言えます。だが、偽装防止のトレーサビリティは費用も高く、手間も多いため困難とされています。また、生産履歴同様、不正入力をされれば何の意味もありません。
 しかし、(株)NAVICOのIOSS(特許)システムは自動的にトレーサビリティが出来る画期的な仕組みであり、また、実取引と連動する為、不正入力が難しくなり信用性が増す上、業務の効率化にもつながります。
 「地域ブランド市場」では、このIOSSを導入し、生産者、商工会議所、(株)NAVICO、消費者までを結ぶ流通履歴を自動的に提供することに成功しています。買われたお客様は、マイページで流通履歴(トレーサビリティ)を見ることが出来ます。
 さらに、消費者の方の理解を高めて行く為にも、田植えや草取り、稲刈りなどにも参加してもらうことが重要と考えています。「地域ブランド市場」では、田植えツアーやベルマーレも参加した稲刈りツアーも行ないました。
 今後はこうした仕組みが全国的に広まって行くことが重要と考え、先日(1月24日)も慶應義塾大学の元学部長と共に、篠原農水副大臣にお会いして来ました。こうした安心安全の仕組みは日本農業の価値を高め、TPP対策などにもつながります。


Q4. 農家に無農薬や低農薬の栽培をしてもらう為に消費者がお手伝いできることは?

A4. 無農薬や低農薬のお米を栽培しても、売り先が無ければ出来たお米は劣化して行きます。無農薬の野菜もそうです。しかも、農協は無農薬品を買い取ってくれません。
 そこで、大事なことは、買ってくれる消費者と知り合った上で生産することです。「地域ブランド市場」では、この観点から、消費者の方に特別な生産方法のお米を予約してもらい、予約の入った分だけ農家に生産をお願いするという方法で、農家のリスクを限りなく低くし、こだわった生産にチャレンジできる試みをしました。
 昨年は無農薬で天日干しという極めて手間のかかるお米を何十年も無農薬で使われて来た田んぼで生産し、3日で予約終了と好評でした。
 こうした取り組みを広げる為には、より多くの消費者と生産者をお引き合わせすることが重要です。
 今年は、出来ればもっと多様な生産方法を農家から提示してもらい、注文がロットに達したものを生産するという仕組みを行なうことで、生産者の挑戦を応援し、消費者ニーズを反映させた生産(お米のイージオーダー、特許出願済み)を行なおうと思っています。そこで、ぜひ多くの消費者の方々の力を合わせて、そうした生産を実現する力になって頂きたいのです。
 能登でこの取り組みが成功すれば、他のサイトや自然食品販売会社、全国の商店街などにも声を掛けて、消費者ニーズの現実化と生産者チャレンジを助ける取り組みを広げて行きます。
 また、他の農作物に広げるほか、消費者自身が提案した生産も可能になります。
 ぜひ皆様もお仲間にもお声掛けいただければ、実現の力になります。

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