能登半島の先端「珠洲(すず)」の地に平安末期から室町時代にかけて繁栄し、その後忽然と姿を消した幻の古窯・珠洲焼。途絶から500年の時を経て、30年前に現代によみがえった珠洲焼は、黒灰色の無釉・焼き締めという他に類を見ない独特の味わいを持った焼き物です。その珠洲焼でつくったビアカップは、ビールを注ぐと非常にきめ細やかな泡がたち、また、泡が消えにくく、ビールの味を引きたてます。
釉薬を使わない「焼き締め」の器特有の、ざらざらした感触がありますが、使い込むうちに艶が出て味わいを増して行くのも珠洲焼の特徴です。